2020/10/3 このブログを更地に戻しました。過去にもらったコメントはいずれ復元します。
雑記

「暇」という概念が無くなった

暇な人のイラスト 雑記

「人生は暇つぶし」などと言う人も多いけれど、俺は「暇」という概念が全く無くなってしまった(注1)。

そりゃ昔は、中高生、大学生だった頃は、暇だ暇だと鬱屈としながら時間を過ごすための何かを求めていた時期もあった。特に目的もないのに車に乗ってどこかへ行ってみたりとか。けれど時は過ぎ、世の中を少しは把握するとともに自分の能力の無さもわかってきて、そして自分が興味を持てる対象をハッキリと取捨選択することもできるようになってきた。

読みたい本は物理的にも電子データの読みたい本リストとしても積み上がっているし、聴きたい音楽は聴き通すのに1年近くかかるくらいパソコンの中に入っているし、見たいドキュメンタリー映画も行きたい博物館もある。そしてそれらを消化しようにも自分の要領の悪さ、効率の悪さも嫌というほどわかっている。

これらコンテンツ量(分子)を消化力(分母)で割ると、どう考えても自分の寿命(余命)では足りない。

それだけでなく、俺は寝ていたい。やることが無いから寝るのではなく、やるべきことが有っても優先的・積極的に寝て余命を伸ばしたい(注2)。あるいは猫背でだらしなく口を開けながらネットをやっていたい。いつまでたっても上達しないギターの練習や音楽理論の勉強もしたい。

気になること、やりたいことは手の届く範囲にいくらでもあるのに、生きてる時間では足りない。結構本気で焦っている。

 

注1:人それぞれで「暇」という言葉の意味が違っているのかもしれないけど。

注2:人間の心臓は脈を打つ合計回数が決まっていてそれに達すると死ぬという話を昔なにかで読んだことがある。けれど俺は脈拍の回数ではなく起きていられる時間の総量が決まっていて、寝ないで活動するほどすぐに使い切って早く死ぬんじゃないかと何となく思っている。そして忙(せわ)しなかった人たちを見送りながら、自分は長生きをすることで「うさぎと亀」の亀になる作戦だ。うさぎたちは先に死ぬ。

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