悲しいお知らせです。2017年10月末に閉店した横浜家系ラーメンの老舗『ラーメン六角家』本店のシャッターが約1年半ぶりに開くも、残念ながら内装の撤去工事が行われていました。
『ラーメン六角家』は新横浜のラーメン博物館への出店や、セブン-イレブンからの商品リリースなどで、横浜家系ラーメンを全国区の知名度にした立役者と言える老舗です。また姉妹店として近藤家やかまくら家(既に閉店)などの名店を輩出したことでも知られています。
たしか2017年春頃から店主の体調不良により時間短縮した営業体制になり、しばらく後に一時休業として降ろされたシャッターはついに開かないまま2017年10月末に閉店の告知が貼られました。
閉店を知り、慌てて楽天市場で六角家がネット販売をしていたドンブリ付きの生ラーメンセットを探しましたが、すでに楽天からも撤退し、また店のオフィシャルサイトも閉鎖していました。
店のシャッターは降ろされたものの、閉店告知から1年が経っても店は残ったままでした。もしや支店で働いていた従業員や姉妹店を出した弟子が後を継いでくれるのではないかと少し期待をしていましたが、居抜きとしてラーメン屋の設備を残すこともなく店舗を空ける道を選んだようです。
こうして昔の店の写真を見ると、色々な思い出がよぎります。どこにあるのか分かりづらいコップ置き場、冷水機のペダルを踏んで傾けたコップにチョロチョロと汲む水、油でベトベトのドンブリを手渡されるもレンゲがないのでベトベトを両手で持ってスープを飲むしかなかったことなど。さすがにレンゲは後年になって導入されたけど。
さらば、ラーメン六角家。たくさんの思い出は忘れないぞ。
なおセブン-イレブンでは今もなお六角家の名称を冠したカップラーメンを販売中。実店舗がなくなってしまった以上、これもいずれ消えてしまうのだろう。
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